その3文字を見た瞬間私は震えが止まらなくなって涙を必死に堪えながらそのメモをぐちゃぐちゃに丸めてもう遥斗に返事を書くことは無かった。

”キーンコーンカーンコーン”

タイミング良く一限目が終わって私は走って教室を出た。けど特に行先もないし教室に戻りたくないしどうしよう…

なんて考えてるうちに無意識に屋上に来てしまった。屋上は誰もいないし外の空気が気持ちよくてなぜか自然と涙が溢れてきた。

一つだけポツンと置いてあるベンチに座ってボロボロ泣きながら

「本当に蒼空くんのことが好きだったらよかったのになぁ…」

なんて軽い気持ちでそんなことを呟くと