”好きだから”

とだけ書いて遥斗にメモを返すとすぐにまた新しいメモが落ちてきた

”どこが好きなの?具体的にどうぞ”

はぁ!? なんて遥斗の方をチラッと見ると彼も私の方を見ていてバチッと目が合う。

すると遥斗は顎をクイッと上げて、まるで”早く返事書けよ”と言っているような顔をしていた。

とりあえず適当に書けばいいや…………
そう思って適当なことをいくつか書いて、遥斗に返事を返した

”かっこいい所とか、優しい所とか、一緒にいて楽しい所”

遥斗はメモを読むと顔をしかめていて”チッ”と舌打ちが聞こえた。するとまた返事が帰ってきて恐る恐るメモを開いた。