海神王宮の日常

なんスーの資料を集め終わり、私への資料に目を通し、ハンコを押す。いつもならこの作業も書斎でするのだが、なんスーが書斎からハンコを持ってきてくれていた。

「…書斎に寄ったのか?」

「はい!」

「その手に持ってるのは、私の書斎へもっていくやつか?」

「はい、緋女様の分と執事長の分です!」

……容量が悪いところがなんスーの可愛い所だ。

「チトセと私の分なら私の書斎に置いてこれば資料をぶちまける心配もなかったな?」

「……!確かに!」

その手があったか、みたいな顔されても……私は呆れながら笑い、なんスーはその私をみてびっくりしつつも、ハンコと資料を私の部屋に置いてくる、と部屋を後にした。
…仕事はできるんだが、ギャンブルに生活費をつぎ込む癖とあの容量の悪さはどうにかならないのだろうか……。