禁じられた恋はその胸にあふれだす

それから、悠真君と連絡が取れなくなった。

LINEをしても、電話をしても繋がらない。

その内、解約されたのだと知った。


「悠真君……」

空っぽの部屋。

週末、悠真君を迎えていた部屋は、もう何もない。


あんなに愛し合っていたのに、何故別れなければならないんだろう。

そんな非常識な事を、毎日のように考えていた。


私は、lineの履歴を見た。

そこで今住んでいる場所が、隣町だと言う事を知った。

「隣町。」

電車で二駅の場所だ。

乗り換えもない。

ただ電車に乗れば、一本道で着く。


どうしよう、会いたい。

会いたくて、仕方がない。