禁じられた恋はその胸にあふれだす

「ただ?」

「エロいと思って。」

私達は、手を繋ぎながら階段を登って、部屋に入った。


玄関が閉まる瞬間、悠真君と唇を重ねた。

熱く何度も唇を重ねて、服を脱いで、ベッドに着く頃に押し倒された。


「奥さん以外の人と、子作りするって、どんな感じ?」

悠真君は一瞬で、冷めた目をした。

「ごめん。」

「俺、子作りしたいだけで、一花を抱いてる訳じゃないよ。」

「……愛してるからでしょ。」

「よく知ってるね。じゃあ、これは知ってる?」

「えっ?何を?」

悠真君は、クスッと笑った。

「俺達、体の相性が抜群にいい事。」

カァーっと顔が熱くなった。

「たまんないよ。まるで一つに溶け合っているみたいだ。」


私達はもう、お互いの愛に溺れ切っていた。