不正解しかない選択肢



さらに伊原も、私をきっとなんでも言い合える友達としか思っていないから。

いつも通り、何かあればメールしたり電話したり暇に付き合ってくれる優しい友達でいてくれるはずだ。






スタ、スタ、スタ、スタ。


ガラガラガラ。…



「伊原。古澤。ここにいたのねー。職員室にきて〜」

理科担当のおばちゃん先生に、サボっていたのが見つかった。


私たちは別々の場所で、それぞれ叱られた。

叱られてる間、私はいろんなことを考えてた。


この時間、伊原も怒られてるのか。何て怒られているんだろう。

いつか大人になっても、一緒にサボったことを覚えているかな。


とにかく考えることは伊原のことだけだった。



お説教は一言も聞こえないほど考え事をしていたら2時間目の終わりのチャイムが鳴った。