光が入り、4人の男の影がさす。


「誰に手を出してるわけ?殺すぞ。」


「れ、い…。」


「紗綾さん。遅れてしまい申し訳ございませんでした。」


「そうや…。みんな、なんで…?」


雪峰のみんなが、そこに居た。宗谷が上着を着せてくれて、安全なところへ運んでくれる。


怜と久遠、天根は叔父さんを捕まえてボコボコにして警察に渡していた。


怜「紗綾ちゃん。大丈夫?ごめんね。遅くなって。」

久遠「見つかってよかった…。」

天根「本当に、ごめん。」

宗谷「見つかってよかったです。」


「みんな…ごめん、ごめんねっ…。」


迷惑かけてごめん。

面倒くさくてごめん。

手間を掛けさせてごめん。


みんなの道を、邪魔してごめん。


宗谷に姫だきされながら私は4人がシェアハウスしている家に連れて行ってもらった。


その姿を、見ている影があると知らずに。