「まあ、そう簡単には遭遇しないでしょ。」
陽雅「宗谷!遭遇ってどういう意味だ!?わかんねえ!」
「会う、って意味。」
陽雅「おー!物知りだな!」
この、陽雅の何気ない笑顔が俺は大好きだった。
蒼汰「じゃあ行こうぜ!4時には帰らないといけないから1時間しか遊べないぞ!」
陽雅「走っていこうぜ!誰が早くつけるか競争な!!」
「危ないからやめときなって。」
陽雅「ふーん、負けるのが怖いのか?」
「は?そんなわけ無いし。」
蒼汰「おっさき〜〜!!!」
陽雅「ずるいぞ!まて!!」
「はぁ…。」
呆れながらも、久しぶりの友達との遊びに、思考が浅くなっていた。
先生の話を、重く受け止めていれば、未来は変わっていたのだろうか。