「……よく削りました。お疲れさまです。」

久遠「大変だった。」

「お疲れ様。じゃあ特別に久遠には、車の中での席を私の隣にしましょう!!」

「「「はあ〜〜!?!??」」」

怜「ずるい!普段は誰にも隣に座らせないのに!勝負もしてないじゃん!」

宗谷「そうです。フェアではないです。」

天根「そーだそーだ!!」

「いや、なんでそんな羨ましがるの。」

久遠「紗綾。とりあえず後ろ下がっておけ。」

「う、うん。」


普段私は隣に誰かを座らせる、というのが無く、私がその気分だったら、誰かを座らせるって感じ。

そのたびに、みんなが何らかの手段で勝負をして決めてたっけ。

必ず陽雅が勝ってたから、左隣はもう決定してたけどね。


付き合ってからは、陽雅は特別として、いつでも隣に座れてたっけ。



みんなの方に目を向けると…はい。じゃんけんしてた。


激戦の結果、天根と怜が私の隣、そして、二人を挟んで、宗谷と久遠。



……久遠、なんかごめんね。