ブレイブと長い付き合いである幼馴染のファイは、ブレイブの言葉を取るように答えを述べる。
その答えにブレイブは大きく、一度だけ頷いた。
「そうだ。恐らく、この洞窟の主は魔族。ならば、主を討伐する前の魔獣たちは統率され、厄介なことこの上ない。だから……」
「できるだけ無駄な戦闘は避け、主である魔族討伐を最優先にする。っていうことですね?」
今度はザードが、今回の討伐における方針の答えを述べた。
それについてもブレイブは、大きく一度、首を縦に振る。
「なんだろう。いっつもすごく丁寧に説明しないと伝わらないから、こういう言い方が身についてしまっていたが、今は『怪我するな』、『主だけ優先』だけで伝わる気がするな」
「あー。こう言っちゃなんだけどよ。多分、伝わっていなかった原因がいないからじゃないか?」
「そうですね。アリシアは一から十五くらいまで説明しないと十まで理解してくれませんでしたから」
その答えにブレイブは大きく、一度だけ頷いた。
「そうだ。恐らく、この洞窟の主は魔族。ならば、主を討伐する前の魔獣たちは統率され、厄介なことこの上ない。だから……」
「できるだけ無駄な戦闘は避け、主である魔族討伐を最優先にする。っていうことですね?」
今度はザードが、今回の討伐における方針の答えを述べた。
それについてもブレイブは、大きく一度、首を縦に振る。
「なんだろう。いっつもすごく丁寧に説明しないと伝わらないから、こういう言い方が身についてしまっていたが、今は『怪我するな』、『主だけ優先』だけで伝わる気がするな」
「あー。こう言っちゃなんだけどよ。多分、伝わっていなかった原因がいないからじゃないか?」
「そうですね。アリシアは一から十五くらいまで説明しないと十まで理解してくれませんでしたから」



