放課後になって、私達は靴箱の前に集まった。
花菱先輩が、自分の靴箱を開ければ、また今日も封筒を取り出す。
口がレースみたいな形になった可愛らしい白い封筒だ。
「また入ってる・・・。」
花菱先輩はその美貌を曇らせると、青い目を私達に向ける。
ゆらゆらと波打つ水面のように不安げな瞳に、私達が映っていた。
「みーくん、はよ犯人みつけよ。そっからやろ?」
「ん・・・それで、これ。」
花菱先輩が差し出した手紙を天城先輩の大きな手が受け取る。
よく見たら、花菱先輩も手はそこそこ大きいみたい、意外。
私は、天城の手と比べると大人と子どもが並んでるみたいになっちゃうけど、花菱先輩は普通に見える。
しかも手は白いし、指が長い。
まるでモデルさんの手だ。白魚の手ってやつ?
でもちゃんと角張ってて男の子の手。
あ、よく見たら黒子がある・・・。
マジマジと二人の手を見ていると、天城先輩の手が可愛らしい封筒の口に触れる。
「開けるで、いい?」
「うん・・・。」
大きな手が封筒を開けば、中から写真と白い紙が顔を出した。
天城先輩は、うわぁ・・・って言いたげな顔をしながら、中身を取り出す。
「あなたはとても美しい・・・やって。随分と熱烈やなぁ。」
失笑を含んだ天城先輩の声に、花菱先輩が頷いた。
手元を覗いてみると、たしかに「あなたはとても美しい」と印刷されている。
この一言だけって・・・一人で見たら絶対鳥肌立っちゃうよ。
同封されている写真はやっぱり全てに花菱先輩が写っていたんだけど、何枚か、見覚えのある写真がある。
「これ・・・私?」
見切れているけど、花菱先輩と一緒に歩く後ろ姿は私と同じ髪型で背丈も同じ、一緒に帰ったあの日に撮られたものだとわかった。
そんな近くにストーカーが居た、その事実にゾッとする。
全然気づかなかった・・・。
「そうやな、これ栄子ちゃんっぽい。帰り道?」
「はい・・・多分。」
「ずっとついてきてたんやな・・・。」
天城先輩の気遣うような視線に、私は一番怖いだろう花菱先輩を見た。
花菱先輩は唇をぎゅっと引き結んで、私達を見た。
「行こう。犯人探し。」
花菱先輩が、自分の靴箱を開ければ、また今日も封筒を取り出す。
口がレースみたいな形になった可愛らしい白い封筒だ。
「また入ってる・・・。」
花菱先輩はその美貌を曇らせると、青い目を私達に向ける。
ゆらゆらと波打つ水面のように不安げな瞳に、私達が映っていた。
「みーくん、はよ犯人みつけよ。そっからやろ?」
「ん・・・それで、これ。」
花菱先輩が差し出した手紙を天城先輩の大きな手が受け取る。
よく見たら、花菱先輩も手はそこそこ大きいみたい、意外。
私は、天城の手と比べると大人と子どもが並んでるみたいになっちゃうけど、花菱先輩は普通に見える。
しかも手は白いし、指が長い。
まるでモデルさんの手だ。白魚の手ってやつ?
でもちゃんと角張ってて男の子の手。
あ、よく見たら黒子がある・・・。
マジマジと二人の手を見ていると、天城先輩の手が可愛らしい封筒の口に触れる。
「開けるで、いい?」
「うん・・・。」
大きな手が封筒を開けば、中から写真と白い紙が顔を出した。
天城先輩は、うわぁ・・・って言いたげな顔をしながら、中身を取り出す。
「あなたはとても美しい・・・やって。随分と熱烈やなぁ。」
失笑を含んだ天城先輩の声に、花菱先輩が頷いた。
手元を覗いてみると、たしかに「あなたはとても美しい」と印刷されている。
この一言だけって・・・一人で見たら絶対鳥肌立っちゃうよ。
同封されている写真はやっぱり全てに花菱先輩が写っていたんだけど、何枚か、見覚えのある写真がある。
「これ・・・私?」
見切れているけど、花菱先輩と一緒に歩く後ろ姿は私と同じ髪型で背丈も同じ、一緒に帰ったあの日に撮られたものだとわかった。
そんな近くにストーカーが居た、その事実にゾッとする。
全然気づかなかった・・・。
「そうやな、これ栄子ちゃんっぽい。帰り道?」
「はい・・・多分。」
「ずっとついてきてたんやな・・・。」
天城先輩の気遣うような視線に、私は一番怖いだろう花菱先輩を見た。
花菱先輩は唇をぎゅっと引き結んで、私達を見た。
「行こう。犯人探し。」
