消えた未来の片隅で





病室のドアを開けようとすると先生が「ちょっと待って」と私を止めた。

「こっち向いて」

先生はしゃがんで私を見つめてくる。

「目、瞑って」

「へっ!?」
「いいから早く」

私はぎゅっと目を瞑った。

「はい」

ゆっくり目を開けると胸元に可愛いピンク色のお花が付いたコサージュが付いていた。

「え?何これ?」

先生はニヤッと笑って私をエスコートするように病室のドアを開けた。