消えた未来の片隅で

でも、今はーーーー

「大丈夫か」

ーーーー支えてくれる人がいる。

安心できる場所がある。

生きたいと思える。
自分のために生きようと思える。

先生に抱き抱えられた私は咄嗟に「大丈夫」と言った。
先生が私の手首を掴んで脈を測る。

速くなってるのバレちゃう…。

「大丈夫そうだな」

手首から手を離した先生は安心したように微笑みかけてくれた。

「じゃあ、落ち着くようになったんだな」
「えっ?」
「青い線伝って歩かなくても」

だって、今は隣にあなたがいるから。

思わず先生の手をぎゅっと握ってしまった。