消えた未来の片隅で


真っ直ぐな廊下をゆっくり歩く。

「ほら、青い線伝っていかなくていいのか?」

私を見ながら隣でニヤけている先生。

先生と初めて会った日、病院の廊下の床にある青い線しか踏んではいけないゲームを1人でしていたことを思い出した。

「もうそんなことしないです!」

「よく見たらこの青い線だいぶ幅広くないか?普通はこっちの白い線踏みたがるだろ」

先生は足で白い線を踏んで見せた。

「それは…」
なんでなんだろう…。