星と月のセレナーデ






『 はーあーい!友香ーッ!志帆ーッ! 』



私が大きな声を出したからか
少し私の前が開けて
志帆とバチリと目が合う



「 もー、急にいなくなるのやめなさいよ! 」

『 ごめんなさい... 』



友香に電話を掛けて
確保。とだけ伝える志帆


私は脱走した動物かなにかですか...


一度振り返って先ほどの彼に手を振れば
何故か、目を見開いている彼

志帆が私の腕を掴んで
どんどんと彼から遠ざかる

人混みが空いたスペースへと埋まる

彼がもう見えなくなって
お兄ちゃんや翼くんが乗ってる
車へと誘導された