星と月のセレナーデ






10秒近く目線が外れることはなく

トクトクと心臓の音が耳に響く

無表情なのも愛想がないなと思い
ニコリと微笑めば


ニコリ と 笑顔が返ってきた


キャァアと響く声に顔を顰めると
彼も少しうるさそうに眉を顰める


何故か笑いが込み上げてきて
クスクス笑えば

彼はそれを見て
ちょっと不機嫌になりながらも
また微笑んでくれた。



「 せ...!星南ー? 」

「 どこー? 」



私を探す 志帆と友香の声が聞こえる


振り返っても人混みでどこにいるかわからない。
でも、この人混みのどこかに居ることはわかった。