星と月のセレナーデ






「 月城さんじゃない? 」
「 え?マジで? 」
「 かっこよすぎ... 」
「 てか、本当に四神居るんだ〜 」



掻き分けるたびに
お姉さま方の黄色い声援が私の耳を劈く


ピヨピヨピヨ と 頭の上にヒヨコが回る感覚を
初めて体で感じ

少しふらついた足で前に進もうとすれば
人波に押されて勢いよく前に出る



『 おっ...と... 』



私の前には2台の単車
一度どこかで聞いたことのあるエンジン音...


でも、全然思い出せない...


単車の持ち主なのか
群がるギャラリーを警戒して見渡しているその目が
バチリと私の視線と交わった