星と月のセレナーデ






バタバタバタバタなのか
ドンドンドンドンなのかわからない大きな音

今いる私たちの部屋へと近付いてくるのが分かる

ギュッと抱かれる手に力が入ってる界人
もう私達の部屋の前まで来たであろう音と共に
ガチャリと開くドアに何故か私にも緊張がはしって
目をグッと瞑る



「 人が飯だって呼んでんのに何呑気に寝てんの? 」



被っていた毛布がばさりと宙を舞って
カチッとなる音と同時に瞑ってる瞼でも分かるほど
明るくなったのがわかった



「 ...え?星南? 」

『 はい?あ... 』



聞いたことのある声に
瞑っていた目がパッチリと開いて声の主と目が合う

お互い謎の空気に包まれてキョトンとした顔で見合う



「 何入ってきてんだよクソババア 」

『 今、界人、なんて言った? 』

「 あ?何入ってきてんだよ 」

『 うん、そのあと 』



聞きたいのはそっちじゃないんだ。
紛らわしかったね。ごめんごめん



「 クソババア 」



なんの躊躇いもなく言い放った言葉は
言い慣れてるかのようで

私の背後からはブチッとなる音が聞こえる