星と月のセレナーデ






やっぱりこの人O型だよ...。

切れたスマホの画面をボーッと眺めて
溜め息を小さく零した。

雑誌を読んでる界人の方へトコトコと歩く
足音に気が付いたかのように雑誌をめくる手は
一瞬だけ止まったように見えたけど

また紙をめくる音が静かに聞こえる



『 スマホ... 』

「 ん。 」



短い会話に長い沈黙

界人の隣にいて初めて感じる
居た堪れない、気まずい雰囲気にソワソワする

ずっと立ってるのも違うかなと
ソファーを背もたれに床へと座って
今いる空間をキョロキョロと見渡す


必要最低限の家具だけが置いてある。



「 ここ、俺の部屋 」

『 へ?あ、うん。 』



乱暴に置かれた私のスクールバッグ
それ以外は全く見知らぬものばかり


この環境を受け入れてるのは界人が居るからで
きっと普通なら混乱してしまうんだろうと
考えれるほど冷めきった頭

私の最後の記憶は 志帆と界人が話してる姿

ブツリと切れた記憶とこの場所の関係値が気になるけど
今聞いてもいい雰囲気かも分からず

体育座りした私は
脚をグッと抱き締め顔を埋める事しか出来ない