星と月のセレナーデ






思い出したかのようにまたケラケラと笑う弥涼

心配させてしまった。という罪悪感と共に
何処か嬉しい気持ちにもなった


私のことを一番に考えてくれてる


その考えに行き着いた時、私の頬が緩んだ



「 貴重な体験させてもらったよありがとう 」

『 そんな...でも、界人から話聞い... 』



私の話も少しした方がいいのかなと話を始めた瞬間
やけに弥涼の後ろが騒がしくなった

ドンッと音が鳴ったと思えば、バタバタとまた音が鳴る



「 ちょっと電話変われよ弥涼〜〜! 」

「 は?ちょ、 」

「 もっしも〜し! 」



制止を振り切ったのかサラーッと遠くなる弥涼の声とは逆に
耳がツーーンとなる程の大きな声が劈く



『 あ、ちょ、声大きいかも 』

「 あ? んだよ、心配してやったのに 」

『 それは、ごめんなさい 』



少しだけ声を押えてくれる新たな通話相手の望は
楽しそうだったり怒ったりとコロコロと変わる



「 んで?界と話出来たんかよ 」

『 ...うん 』

「 なんだ?その納得いってねぇ声は 」