星と月のセレナーデ






わかってんのか。と私の顔を覗き込む彼は
少し笑っては私の頬をサラリと撫でた。



「 つか、あいつらの説明悪すぎだろ... 」



バツの悪い顔でスマホをカチカチと弄って耳に押し当てる
少しすれば誰かと話をしてスマホを私に渡してくる



『 え? 』

「 ん、ほら 」



誰かもわからない繋がった通話にそっと耳元へと当て
『 もしもし...? 』と小さな声を発した



「 星南ちゃん?落ち着いたみたいでよかった 」



電話口の相手は弥涼だった。
少し焦った声と安心したような2つの感情の声が聞こえる



『 ごめんね 』

「 ん?!なにが?謝られるようなことされてないけど 」

『 迷惑かけて 』



小さくなる声を笑い飛ばすかのように
「 あ〜、まぁ 」とクスクスと笑う
何に笑ってるのか分からず
一頻り笑い終わった弥涼の言葉の続きを待った



「 面白かったよ。
聖から電話かかってきた時の慌てた界 」

『 慌てた? 』

「 うん、何があったんだって大声出して
急に部屋から走り出すんだから
初めて見たから俺ビックリした 」