星と月のセレナーデ






「 ...お前自身はどこまで知ってんだ 」

『 ほとんど何も知らない
家ではそんな話私の前でしてくれないから
でも、時々思うことはあった 』



単車の乗り方を教えてくれたのだって
パパ達なんだもん

〝 星南ちゃんのパパはすごい人なんだねぇ〜 〟
中学生の時に1度だけ言われた。

その意味がやっとわかった気がする。



「 俺達はさっき全部聞いた
でも本人のお前が知らないのはお前自身嫌だろ? 」

『 うん...。 』

「 流星さん達まだ広間にいる 」



名残惜しそうに手を離す彼は
行けよ。と言わんばかりに優しい顔で微笑んでくれる



『 んーん。私パパから聞きたいの
お兄ちゃんが嫌とかじゃなくてね?
私 パパの娘なの。 』



だから合宿から帰るまでは聞かない。