星と月のセレナーデ






『 なぜ 』



どストレートに今の気持ちを告げてみる



「 んー、姫という立場になれば
今日みてぇなことが起こった時に
一番最初に被害が来るのは姫だろ?
炙り出せるだろ?スパイも狙ってくる奴らも 」



総長の護衛につくのが俺のというか
親衛隊の仕事。

そう言って私の隣へと腰掛ける



「 あ、タバコ吸って平気? 」

『 どうぞ 』

「 で?ウチの姫ちゃんは今度
何に悩んでんのさ 」

『 私は嘘をついてたみたいです 』



黙って煙草をふかしながら
相槌だけを入れ 話を聞いてくれる



『 ついてるつもりはありませんでした。
実際、私の知らなかったことだった
でも、皆はそうじゃない。 』



嘘をついていた その事実は変わらない