星と月のセレナーデ






走り出したバスの中は
意外と賑わっていて 各々好きなことをしていた



「 暇じゃね? 」

「 それな? 」



先程まで静かにスマホを触ってた玄は
暇の限界を迎えたのか聖へちょっかいをかけ始める

友香は気になっていた恋愛映画が
動画配信媒体で公開されたとかで見入っているし

志帆は分厚めの本を読んでいる

葵は寝てるし

私は最近ハマってるスマホアプリを黙々とやっている


只今の時刻は9:30
目的地到着予定時間は11時としおりには書いてある



『 仕方がないなぁ~? 』



フッフッフッ と笑えば
気味が悪いと言わんばかりに引いた顔をして
4人の注目を浴びる



『 じゃあ、みんなでこれをやろう!UNO! 』



バックパックの中から
ガサゴソと漁って皆に見せる