麻里さんのお店でガールズトークを楽しみ
時間も暗くなってきたのでお店を後にした


足音だけが響く道


会話もせず、しばらく歩き続けた。

赤の信号が目の前に差し掛かり
私たちが着いた頃に青へと変わる



「 あの、さ 」



先程まで静かだった志帆が静かに口を開いた



「 ねぇ、お節介なのもわかってるんだけどさ 」



そういって伏せていた顔を上げた志帆は
何かを決心したように口を開く



「 何か悩んでるなら話してね。
私は星南の味方だし友達だから。それだけ 」



じゃ、明日と手を振って去っていく志帆は
やっぱりお姉さんみたい。



『 ありがとッ! 』




大きな声を出せば
びっくりしたように振り返り

笑顔で手を振ってくれた。


私の友達