星と月のセレナーデ






「 はぁ?? 」

『 えーっと、お家は? 』



いくら中学生だからって
そんな簡単に引っ越すことが出来るわけじゃない事は
安易に想像がつく



「 えぇ?覚えてない?
星南が幼稚園の頃中央区住んでたじゃない? 」



うーん、とぼんやりと辿る記憶

うーんうん?うん。だったかも?
と首を傾げてみれば



「 鳥頭 」

『 うるさいッ! 』



余計な一言が多いお兄ちゃんに
テーブルの下で蹴りを食らわす


「 さっき手直ししてくれるよう頼んでおいたから 」

「 職権乱用 」


小さな声で呟くお兄ちゃんの声は
地獄耳のパパの耳にはしっかりと届いていて


バコッと大きな鈍い音が机の下でなる



私のお家は大体こんな感じ