星と月のセレナーデ






4月26日 月曜日 12:00


あれから 金曜日 土曜日 日曜日と日が過ぎっていった

日曜日には志帆と友香と買い物に出掛けて
ただただ普通の時間が流れた



「 そーいえば、最近胡桃様登校してるね〜
まじあの顔綺麗すぎるよね〜 」



綺麗だよね。わかるよ木曜日に会ったし。
なんて口が裂けても言えない
「 羨ましい〜 」という友香の声が右から左に流れる



「 大丈夫? 」

『 え?何が? 』

「 元気ないなって思って 」

『 そんな事ないよッ 』



心配してくれる志帆に迷惑かけたくなくて
絞り出した元気な声に何も言ってくることは無かった



「 じゃ、残り2時間頑張って授業受けるかぁッ 」



グーッと伸びをした友香はいそいそと立ち上がって
大きな欠伸をしていた



「 行こ。 」

『 うんッ! 』



チャイムが響き渡る校内


私達の姿を見てる影に私たちは気がつくことはなく
ただただ普通に授業を受けた