星と月のセレナーデ






覚悟...?
え、覚悟って何?
ここに来ることはそんなに重いことなの?



「 星南! 」



少し走ったのか肩を揺らす彼に
握っていた手がパッと離れた



「 界〜?タイミング悪すぎ
せっかく、星南ちゃんと
〝お友達〟になれるところだったのに 」



ね〜?と私に同意を求めてくる彼女は
全然笑ってなかった。



「 うるせぇ 」

「 も〜!つれないんだから〜ッ 」



そう言って私の目の前で腕を組む2人



あの時のファミレスを思い出した
「胡桃様が居るのに」確かにそう言った友香
この人が、あの時話していた胡桃様だ。