星と月のセレナーデ






「 うわあああッ! 」



友香のでっかい声が耳に響く
噂をすればなんとやら、ご本人登場。

そんな本人は自分の話をされてたなどつい知らず
眉をひそめた顔をこちらに向けている



『 あはは 』



乾いた笑いでどうにか場を繋げようと試みるも
口をパクパクさせた2人には無意味なことだと痛感した



「 こいつ借りていくわ 」



私の荷物を肩にかけて
私ではなく志帆と友香に許可を取る

何故?



「 どうぞどうぞ 」



いってらっしゃいとにこやかに手を振る友香とは裏腹に
志帆の顔は何故かいつもみたいににこやかではない



『 あッ… 』



志帆に声をかけようと振り返ってみるけど
私の肩を抱く彼の足は止まることなく
教室の外へと向う