星と月のセレナーデ






『 バレた。 』

「 何が? 」

「 へ??? 」



哀れみ視線を送ってるのがバレた。

まわりのギャラリーを押しのけて
ヅカヅカとこちらへ歩いてくる



『 あ、あっちの席にでも 』



顔を隠しながら志帆と友香の腕を掴んで
立ち上がらせようとしてみる

...けど



「 星南~!一緒に組もうぜ! 」

「 友達2人もいい? 」



私の言葉は綺麗に遮られ
逃すかという圧を肩に添えられた手で感じながら
玄と聖...何故か途中でクラスメイトと話していたであろう



「 え?俺もっすか? 」



葵を引っ張ってきた。
御愁傷様、葵

にこやかな2人からは逃れそうにはありません。

一応、心の中で拝んであげた。
なーむー



『 い、いいの?他の子たちに誘われてたんじゃないの? 』

「 いーのいーの。 」

「 元から誘おうと思ってたし 」



もう話がまとまっていると思っている玄は
椅子に座りスマホをいじりながら背もたれで
ぐでーっとしている

もうこれは逃げられないし
話したこともない人となるよりかはマシかと
私も諦めてしおりに名前を書き始める