星と月のセレナーデ






「 同じ班になろッ 」



小さな声で伝えれば
2人ともOKとジェスチャーを送ってくれる



「 じゃあ、各自班作ってくれ~ 」



半分以上聞いてなかった竹本先生の話...
ごめんなさいと心の中で手を合わせる



「 男子どうする? 」

『 同じクラスの人で固まるの禁止って言ってたもんねぇ 』

「 そんなこと言われても困る〜!! 」



席を移動することなく3人で団子になって話す
周りはもう過半数以上の班が出来上がってて
どうしたものかと全員で腕を組む



『 なんじゃありゃ? 』

「 なになに? 」



指を指した先に群がる女子生徒

よーくみてみれば聖と玄が囲まれている
なんだかあしらってるような



「 顔険しくない? 」



眉間に皺を寄せていていつもの笑顔はどこへやら

何度か目を擦りよくみてみるけれど
見える景色は変わらず機嫌の悪そうな2人



『 モテるって大変なんだね 』



哀れみの視線だけを送れば
何故かパチリと視線が合う