星と月のセレナーデ






「 そういや今日の放課後、お前暇か? 」

『 これと言って用事はないよ 』



それ以上の会話はなく
陽の光を浴びて 時々吹く風に心地よくなる



「 そろそろ授業始まるぞ。 」



うとうとしてた私を支えながらもスマホを確認した彼が
私のお弁当を片付けてくれる



『 界人もちゃんと授業受けるんだよ 』

「 ...放課後迎えに来る。」



聞こえていたよね?私の声
授業のことは触れずに
「行ってこい。」と私の背中を押した

教室に戻れば
志帆と友香が私に気がついて手を振ってくれるから

私も小さく手を振る

ザワザワしてるクラスメイト達とは
反対に静かに席へ着く