星と月のセレナーデ






「 単車にすんなり乗れる女初めてみたわ。 」

『 何ぃ?もっと大きい声で話してぇ〜! 』

「 なんでもねぇ 」

『 だ〜か〜ら〜聞き取れないってば〜! 』



回してた私の腕をトントンと優しく叩かれ
あとは会話などなく
私の家まで送り届けてくれた




「 真っ暗だけど親は 」

『 今日泊まり込みだって言ってた 』

「 そうか、鍵ちゃんと閉めろよ 」

『 は〜〜〜い 』



フッと笑ってエンジンをつける
「 明日も第二図書室で会おうな。 」そう言って
私の頭を撫でて返事を聞かず走り去ってしまった。