星と月のセレナーデ






「 ここで待っとけ 」



離れた手が少し名残惜しい

昇降口で靴を履き替えれば
校門の前に単車に跨っている界人



「 乗れるか? 」

『 もちろん! 』



なんの躊躇いもなしに後ろに乗れば
目を見開いていた



『 え?何? 』

「 いや、別になんもねぇ 」



ヘルメットを強引に被せ
何事もなかったかのように私の住所を聞いて
単車は走り出した