星と月のセレナーデ






ちょっと!!と大きな声で叫んでみれば
「 また会おうね〜 」と手を振られる

彼のことは分からずじまいのまま
お弁当を口へと運ぶ



『 おかず少なくなったしッ! 』



静かな教室には私の声はあまりにも響きすぎる。

きっと悩んでることなんて
明日になればどうでも良くなる。

ただ、彼を知るのは怖いと
臆病な自分が出てきてるだけ

新しい環境への好奇心
それと同時に押し寄せてくる不安

考えすぎて味のわからなくなったお弁当


『 サボってもいっか… 』



1度サボりを覚えてしまった私は
5時間目ぐらいいいかなぁと。
響くチャイムを聞き流しサボることを決意した