お昼休みのチャイムがなった瞬間
ガタンッと椅子を鳴らし
全力疾走でお弁当を持ち教室を離れた


私の脳内が言っている



危ないと。


こうして私は今誰も来るはずのない
第2図書室に逃げ込んだ



友香には“ 葵とご飯食べて! ” とだけ
連絡を入れてスマホの電源を落とす

最後に玄から連絡は来ていたみたいだけど
そんなん無視無視ッ

だってさ?返信なんかしたら
場所をつきとめられそうで怖いじゃんねぇ?

別に大人数が嫌いとかじゃないんだけどね

ただ、急な変化についていけない
私の性格の問題



『 はぁ... 』