星と月のセレナーデ






耳元で叫ぶ私の声は本当にうるさいのだろう
「 オキマシタ、オキマシタ 」と軽く私の背中を
ポンポンと叩いて、また寝る体制へと入る



これだから起こしたくないの


目の開いていないお兄ちゃんを起こすのは
意外と大変で

この格闘に10分もの時間を費やした



『 ママに怒られても知らないからね〜ッ! 』



まるで負け犬の遠吠えかのような捨て台詞を吐き捨てて
お兄ちゃんの部屋を出れば

お腹の虫が騒ぐような
いい匂いがリビングへと広がっていた。



「 起こしてきてくれた? 」

『 二度寝してなければ? 起きてくると思う〜 』