星と月のセレナーデ






『 ふーん 』

「 あんま星南も月城さんに本気になるなよ。
月城さんの記憶にお前がいても、お前の記憶に
月城さんが居ねぇなら人違いの可能性も捨てきれねぇだろ?」



まぁ、確かに
私には界人の記憶はあの金曜日しかないわけだから
葵の言ってることは正しい


しばらくすれば友香が帰ってきて
くるみ様の話はどこかへ消え去った


少し何か残るものがあるけれど
別に関係ないと言って仕舞えばそれまでのこと



「 男ってのはな?強さを求めるんだよ。
分かるか?四神の強さってのはな? 」



男の浪漫について語る葵に
この後2時間も付き合わされたけど

やっぱり私は女の子だから

男の浪漫ってものはわからなかった