星と月のセレナーデ






「 あのさぁ、四神に対しても暴走族に対しても
ぽけぇっとしててこの街のことについて何も知らない
星南が知ってるわけなじゃない。」



呆れた声を露わにして目の前のフライドポテトを食べ
その発言に納得する葵

2人とも地味に失礼ですけどね、私に



「 しらねぇなら教えてやるよ この俺が!
いいか?四神っていうのはな暴走族だ 」



バコッ



綺麗なフルスイングが再び葵の頭を仕留める



「 その話、昨日したから 」

「 はぁ?先言えし 」



頭をさすりながら
これ以上バカになったらどう責任取ってくれんだよ
なんてぼやきにぼやきまくる



「 玄さんに対して敬語なのは
まぁ簡単な話、役職がついてるからだ。」

『 なるほど 』

「 おい、友香、星南本当に理解してるのか? 」

「 んー、絶妙 」

『 とりあえず続けて? 』