静まり返った廊下には私達の足音だけが行きと同様に響く



「 星南は俺たちが怖いか? 」



徐に開いた口からは
なんて今更なんだと言うような質問を投げかけられる



『 え?なにそれ?怖くないよ?
もし怖いならあんなに話してないと思う。 』



これはお世辞でもなんでもない本音
この人たちと一緒にいるのは楽しい。

でも、なんだか胸騒ぎがするのは確か



「 そうか。」

『 なにそれ 』

「 なんでもねぇ 」



フッと笑った界人に教室の前まで手を引かれ
バイバイした

周りの視線は痛かったものの
すぐに志帆と友香が駆け寄って来てくれて

お弁当を持っていつもの場所へと向かった。