星と月のセレナーデ






拭いきれない罪悪感に勢いよく立ち上がれば
みんなはびっくりしたように私に視線を向ける



『 もうお昼なんで友達のところへ戻ります!』



もう流されてはダメだと!帰るよ!宣言をした

自分のこの勇気に拍手喝采ファンファーレ
よくやったと心の中で自分を褒め称える



『 それじゃっ! 』



扉のある方へ歩き出そうとすれば
なぜか左腕が前にいかない。



『 あれッ? 』



恐る恐る振り返ってみれば
私の腕をギュッと掴んでいる界人の姿



『 えーっと? 』



暫くしても返答が返ってこないから
顔を覗き込めば「 教室まで送る。」と小さく呟いた



「 こんな界さん珍しいっすね 」

「 いいもん見れたわ 」

「 星南ちゃんまったねー! 」



ズカズカと歩いていく界人に引っ張られながら
3人に手を振れば
にこやかに手を振りかえしてくれた。