星と月のセレナーデ






大きな舌打ちが聞こえてない2人は
ガヤガヤとなにか喚き散らしている



「 お前になんか絶対に負けてない 」

「 はぁ?こっちのセリフだわ 」



言い合いを始めてるし...


1度は無視した舌打ちの主がどんな状況になってるのか
好奇心が勝ってしまい横目に主を見れば
ゴゴゴゴゴと音が鳴っているように聞こえるほど
眉間をピクピクさせてる


うん、えーっと2人とも気がついてぇ...



『 あの、えっと... 』



アクションを起こすことで気が付いてくれるといいな
なんて淡い期待を込めて話しかけてみた

勇気を振り絞ってみたんだけれど



「 って、女が居るーッ!!! 」

「 まさか界さんの?! 」



私の声は今来たばかりの2人に遮られ
そんな2人は顔を見合わせて
先ほどのドアを開けて外へ出ては
もう一度中に入り
「 夢じゃなかったーッ! 」なんて謎な行動をとる2人


月城さんはどんどんとこめかみをピクピクさせてるし
弥涼は呆れ顔

2人は呑気なことに今もまだ騒いでいる。

この2人には危機管理能力の欠如が見える
少年たちよ、隣の人が見えないのかい