星と月のセレナーデ






「 弥涼、馴れ馴れしくすんな。 」

「 はぁ? 」



それだけを伝えると
またそっぽを向いてしまった

強まる腕に苦笑いしかできなくて
それを見て弥涼も苦笑い

男の子ってワカンナイ

同性だからか何かが伝わったのか
弥涼は大人の対応をする



「 はいはい。ごめんね星南ちゃん
 こいつ、こういうやつなの 」



笑いながらクルリと背を向けて
自分が座っていたソファーに戻りPCを付けた。


暫く沈黙が流れるこの部屋
聞こえるのはタイピング音と時計の秒針


遠くからかすかに聞こえるのは
1時間目が始まる予鈴


入学して初めて学校をサボってしまった。
なんだか罪悪感が凄い...



『 はぁ... 』



志帆と友香は1時間目をしてるんだろうなぁ
後でノート見せてもらわないと

カーテンの隙間から見える
窓の外の景色を見ながら 色々と1人で考える