星と月のセレナーデ






静まり返った部屋に突如ガタン と
大きな音が鳴った


ビクと肩が強ばり抱きしめられてた腕が少し緩んだ


そのおかげで体を捻ることができ、そっと振り返れば
締めきれていないドアが全開に開いていて



「 あ、邪魔した? 」

「 邪魔だな。 」

「 ごめんごめん 」



言葉とは裏腹に
少し楽しそうに鼻歌を奏でながら部屋に入ってくる彼は

爽やかな雰囲気を醸し出し
冷蔵庫から水を取るとこちらをチラリとみてまた笑う



「 ...チッ 」



大きめに聞こえた舌打ちと同時に
私の腰へと巻き付いていた彼の腕が離れた


少しだけ残る彼の体温がくすぐったい



『 えーっと 』



ただこの現状をどうしていいのか...
2人の顔を交互にみてれば

私の気持ちを察してくれたのか私の腕を引っ張り
自分の隣に私を座らせた。


ただし、握られた手は離されることはなく。