「 やっと見つけた。 」 私のお腹に顔をうずめてる彼がそうつぶやいたけれど 私は、その言葉を追求しなかった。 静まり返った会議室に チクチク と 時計の秒針の音だけが響く この状況がしばらく続いた。 どうしようも出来ない私を彼は離すことなく さっきよりも強い力で抱きしめるものだから 『 ぅわッ 』 私の身体がぐらりと揺れて 彼に寄り掛かるような... 言い方を変えれば 彼をソファーの背もたれに押し倒してるような そんな体制。 でも彼はお構いなしで 私を離すことはなかった。