星と月のセレナーデ






『 え...? 』



真っ黒な髪、漆黒な瞳
そして、心地よい低音ボイスが教室中に響いた。



「 つ、月城さんッ!!? 」



先ほどまで声も出さなかったクールな志帆さえも
珍しく口をパクパクさせて声を荒げた



『 えッ!?誰!? 』



志帆の声が教室中へと響き
名前を聞いた瞬間


キャアアア!!!!と再び女の子達が叫びだし
私の耳がキーンとなる

私の疑問なんて誰も聞いていなかったのか
志帆も友香も説明してくれる状況でもないし

クラスメイト達はもう頼れそうにない。



教室のドアを開けた張本人はというと