って俺のことはどうでもよかったな。
「おい、蓮弥どこにいんだよあの女」
「んな事知らねーよ笑聞いてみろよその手前にいる子に」
せっかくきたのに見当たらねーし。聞いてみるしかねーか。
「ねぇ。ちょっと。」
教室の扉の近くにいた子を呼び止める。
「あっはい?」
その子は凄く驚いた顔でこちらを見る。
「このクラスに香…なんとかって子いないか?朝亀爺に怒られてた女。」
「え!香琳のことですか?今あの子お昼寝してて。ちょっと待っててくださいね」
その子は俺達に待っててくれと言って1人の女の席に言った。
「へぇー。香琳ね。可愛い名前」
隣でまたも蓮弥が呟く
「おい。お前ねらってんの?」
「可能性があるならな笑お前こそどうなんだよ。」
「そりゃ。まだわかんねーよ。これからだ!これから。」
まださすがに蓮弥には言えないと思いながらその子を待った。