キミとオジサン

「ケーキ買ってきたから食べよーよ!」


「ケーキ?」


「うん
もぉすぐクリスマスだな…って思ったら
食べたくなった
小さいのしかなかったけど一緒に食べよ」


こーなったら
ヤケ食い!


プラスチックのホークでケーキを刺した


「みんな、クリスマス近くなってきたから
一生懸命だった…」


「なにが?」


「ん?合コン」


「へー…やっぱみんな若いね
…
で、キミはどぉだったの?
誘われたりしなかったの?」


「ん?誘われたよ」


「着いて行かなかったの?」


「うん」


私はオジサンが好きだって言ったじゃん!


「キミ、簡単に着いて行きそうなのに…」


オジサンそんなふうに思ってるんだ
私のこと


ショックって言うか…
悔しかった


私
本気だよ


オジサンのこと
本気で好きなんだよ


口いっぱいにケーキを入れた


「オレのぶんは?」


目の前のケーキを見たら
もぉなかった


全部
私の口に入ってた


「ごめん…」


私
ムキになって食べちゃった


「あーぁ…
いいや…コレで…」


オジサンの指が私の口元に触れた


ん?


オジサンは
私の口についたクリームを指で拭って舐めた


「寝ようかな…
明日も仕事だし…
おやすみ
寝る前に食べると太るぞ!」


あくびをしながら寝室に行っちゃった