「いただきます」
いつもは味の感想を言ってくれるのに
今日は黙って食べてる
「オジサン…?」
「ん?なに?」
「おいしくない?」
「あ、おいしいよ」
絶対味してなかった
「餃子、ラー油かけ過ぎじゃない?」
辛いの苦手なのに
「あぁホントだ」
「私、そっち食べるから
オジサン、私の食べて…」
「うん、ごめん…」
「結婚式、友達…?」
「うん、親友
スピーチ頼まれてる」
「へー…すごいじゃん、オジサン
仲良かったんだね!」
「んー、幼馴染みたいなヤツだから…」
それって
やっぱり…
「新婦さんは、オジサンの好きだった人?」
私に話してくれた人だよね
「…うん、当たり…」
だよね
「じゃあ、そのふたりって
高校の時から付き合ってて
結婚するんだね!」
「そーだね…」
「すごいね!
10年以上、付き合ってたんだ
ホントに純愛だね!
私だったら、無理かも…
きっと、フラれちゃう」
あ…
オジサン?
「オレも、無理だったかも…
…
もしあの時
付き合ってたのがオレだったら
幸せにできてなかったかも…」
「…」
そんなことないよ!って言えなかった
そんな軽い言葉で
オジサンを励ましたくなかった
「だから…よかった…
オレじゃなくて…
…
よかったんだ
あの時、オレじゃなくて…」
「オジサン…
…
オジサンがした恋は
純愛だったよ
…
長ければいいってもんじゃないし…
…
どれくらい好きだったか
それはオジサンにしかわからないけど…
…
泣きたかったら
私の胸で泣いてよ
…
この前
オジサンが胸貸してくれたから
今度は私が…」
チャーハン食べてるオジサンの横に立った
「え…いいの…?」
「うん…」
私は手を広げた
オジサン
泣いていんだよ
オジサンだって
辛い時は泣いていんだよ
いつもは味の感想を言ってくれるのに
今日は黙って食べてる
「オジサン…?」
「ん?なに?」
「おいしくない?」
「あ、おいしいよ」
絶対味してなかった
「餃子、ラー油かけ過ぎじゃない?」
辛いの苦手なのに
「あぁホントだ」
「私、そっち食べるから
オジサン、私の食べて…」
「うん、ごめん…」
「結婚式、友達…?」
「うん、親友
スピーチ頼まれてる」
「へー…すごいじゃん、オジサン
仲良かったんだね!」
「んー、幼馴染みたいなヤツだから…」
それって
やっぱり…
「新婦さんは、オジサンの好きだった人?」
私に話してくれた人だよね
「…うん、当たり…」
だよね
「じゃあ、そのふたりって
高校の時から付き合ってて
結婚するんだね!」
「そーだね…」
「すごいね!
10年以上、付き合ってたんだ
ホントに純愛だね!
私だったら、無理かも…
きっと、フラれちゃう」
あ…
オジサン?
「オレも、無理だったかも…
…
もしあの時
付き合ってたのがオレだったら
幸せにできてなかったかも…」
「…」
そんなことないよ!って言えなかった
そんな軽い言葉で
オジサンを励ましたくなかった
「だから…よかった…
オレじゃなくて…
…
よかったんだ
あの時、オレじゃなくて…」
「オジサン…
…
オジサンがした恋は
純愛だったよ
…
長ければいいってもんじゃないし…
…
どれくらい好きだったか
それはオジサンにしかわからないけど…
…
泣きたかったら
私の胸で泣いてよ
…
この前
オジサンが胸貸してくれたから
今度は私が…」
チャーハン食べてるオジサンの横に立った
「え…いいの…?」
「うん…」
私は手を広げた
オジサン
泣いていんだよ
オジサンだって
辛い時は泣いていんだよ



