玄関から真っ直ぐ奥の方へ歩いていく。



それは
曲がり角を曲がってすぐのことだった。



「うわああああああ!」
ハヤテの悲鳴が聞こえた。


「「ハヤテ!?」」

「ぁ…」

私とアオバは顔を見合わせる。
「…そっちいってもいい?」
おそるおそるアオバが声を出した。



何も返ってこない。


アオバと目を合わせうなづく。

私たちはそのまま靴を脱いでハヤテの方へ近づく。


「だ、大丈夫?」
「ハヤテ何かあった?」



あの時